ブラジル戦に寄せて 「ヒデ頑張れ!」

今、手元に99年9月に文庫化された「中田語録・第1刷」がある。
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その中に、後に「マイアミの奇跡」と称された、ブラジルを1-0で破ることになる
試合直前の彼の言葉はこうだ。

「たとえブラジルであろうとも、相手を小ばかにするようなプレーがしたい」

そして明日AM4時、中田はそのブラジルと戦う。


もう少し言葉を借りる。例えばパスについて。

「ゴールのための可能性を追求するのか、味方の動きに合わせるのか、
確かに選択を迫られる。だったら俺は、迷うことなく前者でありたいと思う」
「俺の役目は、パスを送り続けること。その先の結果はFWに託すしかない。
だからこそ、妥協したパスなんて出せないんだよね」

そして井原さんがCapだった頃の、チームに融合していた時の言葉。

「みんな凄く仲がいい。それに代表は目的が明確な分、戦う意識が高い」
「ヤナギ、どの場所に、どんなボールが欲しいのか、もっともっとアピールしろよ」
「我が強いと思われるくらいに、自分を出していかないと」

ヒデはヒデ。
この語録の通り、98年にこの本がハードカバーで出版された昔から
ヒデは変わっていない。仲間意識も上述の通り、本当は高い。

次のW杯、もといその予選に彼が残ってくれるか判らない。

「戦う意識」、「自己アピール」、「我の強さ」を周りも見せてくれたら、
また少しだけ、次世代のために残ってくれるかもしれない。
逆に言うとこの試合を最後に諦観し、代表を去ってしまうかも知れない。

それを見届けるために、今日はもう、寝ます。
(追記:AM6時過ぎ。ごめんなさい、以下、肖像権は判っている上です)
ヒデ、心からありがとう、本意じゃない結果だと思うけど、goodゲーム。
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(TV前はヒデ、川口一色)a0006362_6173311.jpg
(お疲れ様、ヒデ)a0006362_6174523.jpga0006362_6175391.jpg
(その涙を継いでくれる誰かが出現することを祈って)a0006362_6181158.jpg
(こうして幕は下ろされました。W杯以前に、2年後の予選、残ってくれるかな・・・)a0006362_6182393.jpg
「中田語録」、最後の引用です。

「俺は勝っても泣きませんね。もちろん、負けても泣きませんけど」

この言葉と、最後のヒデの、その正反対の姿が、彼の本当の全てを
物語っているのではないでしょうか。
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by tanicafenet | 2006-06-22 22:08 | 蹴球ニ関スル之事


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